これまで桜農園では露地栽培・輪作を原則に作物を育ててきました。しかし、最近どうもそれではやりきれないということを感じています。地球温暖化が原因と思われる高温・乾燥、逆に今年の梅雨のような長雨や強雨、を何度も経験すると、人工の装置で作物を守ることも必要だと考えるわけです。まずは、ナスやピーマンなど果菜類の栽培に養液土耕の装置を導入してみたい。そうなると作物の連作が視野に入ってきます。装置を毎年動かすのが難儀だからです。しかし、連作障害は避けたい。そこで、この冬初挑戦するのがカラシナによる「バイオフューミゲーション(生物的燻蒸)」です。カラシナを緑肥として土にすき込んでその抗菌作用を利用して、土壌の病害を防ぐ方法です。今年もピーマン、来年もピーマンを植える予定の畝に播種してみました。