5月の旬の食材の筆頭といえば、エンドウ豆やスナップエンドウではないでしょうか。どこの畑にも白い花を咲かせたエンドウ棚が見られて、農家としては競争意識が目覚めます。ただ、エンドウ栽培に欠かせないと言われている棚への誘引がとても手間のかかる作業で、桜農園は苦手としています。エンドウの枝ってとても折れやすいし、整枝を手抜きするとジャングルのようになって、「もう無理」となるのです。そこで、昨年から試したのが、前作のオクラの主枝(木化している)の根元にエンドウを播いて、成長したら自分でオクラに巻き付いて伸びてもらおうという「自然仕立て」。ぐうたらな方法ですが、エンドウも人工のネットよりもオクラの枯れ木の方が好きなのか、元気に育ちました。というわけで、まもなく、皆さんのお手元に旬のエンドウ・スナップエンドウをお届けできます。